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平凡社 猫だもの〜ぼくとノラと絵描きのものがたり

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猫だもの by 平凡社出版販売株式会社
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猫だもの〜ぼくとノラと絵描きのものがたり


 書籍 商品NO:BSH-748  本体定価1,200円(税込1,296円)
 BOOK 1冊
  絵と文:いせ ひでこ/文:かさい しんぺい
  A5変型判/56頁/2017.9月



平凡社 猫だもの〜ぼくとノラと絵描きのものがたり

  一匹のノラとの出会いが、人生を変えることだってある。
  牛乳配達の青年とノラ猫キタカルの交流、こころはきっと前向きになる。


  本書『猫だもの――ぼくとノラと絵描きのものがたり』は、画家・絵本作家 いせひでこ、新人作家
  かさいしんぺい による交換日記・往復書簡のような形で、4つのエッセイ・日誌を構成したものがたりです。
  発端は、1999年にさかのぼります。高校を卒業後に牛乳配達をはじめた青年が、夏の早朝、配達中の牛乳びんを
  落して割ってしまいました。
  牛乳は海のように広がります。あわてて拭きはじめた牛乳を、どこからか猫が現れ、舐めはじめます。
  「奇妙な共同作業だった」と感じた出会いからはじまった青年とノラ猫とのつきあいは、その後も毎朝つづきます。
  牛乳の名前をもとに「キタカル」と名付けたノラ猫、それまで関心のなかった猫といういきもの、ノラと
  それをとりまく人たちとの関わりなどをとおして、青年は自分をとりまく社会へと目を向けはじめ、
  こころをひらいていきます。
  日々のさまざまな感想や発見をつづった日誌を、子どもの頃からの知り合い、画家・いせひでこに青年は届けます。
  それが2001〜02年に雑誌『猫びより』に、連載「絵描きとしんぺいとのらの キタカル日誌」として4回掲載
  されました。
  本書前半の「キタカル日誌」(かさいしんぺい)と「しんぺいの手紙」(いせひでこ)は連載を改稿して収録
  したものです。
  それから15年、2017年5月に、ふたりの絵本『ねぇ、しってる?』が刊行されました
  (作:かさいしんぺい、絵:いせひでこ、岩崎書店)。
  この絵本のキーワードは「だいじっこ」です。
  《だれもが、だれかにとって大切な子、大事な人である》という作者の思いを、ことばと画で編んだ絵本です。
  そのふたりが過ごした15年の時を、「猫だもの」(かさいしんぺい)と「絵描きだもの」(いせひでこ)と
  題して書き下ろし、本書の後半に収めました。
  青年は、キタカルとの出会いから4年後、社会に戻ろうと決め、大学に入ります。
  6歳違いの同級生たちと過ごし、会社に勤め、IT系エンジニアとして現在にいたります。
  そのきっかけが、ノラ猫キタカルの生き方であり、「一匹のノラとの出会いが、人生を変えることだってある」
  という思いを抱きました。
  一方、画家は、2000年前後、青年と同世代の子を育てる母親でした。
  子育てと創作のはざまの自分、また2004年の絵本『絵描き』以降の作品に登場する青年像の誕生など、
  日常の断片から創作にいたる軌跡が書かれています。
  青年の成長のものがたり、猫をめぐる人と人とのつながり、子どもと親のこころの軌跡、見ること・書くこと・
  描くこと・つながりをもつことの楽しさ、猫の不思議と魅力など、さまざまな読み方をしていただけるのでは
  ないかと思います。
  また、猫と青年と四季を描いた、幻想的で象徴的でコミカルな、そして詩情あふれる いせひでこの画も
  楽しんでいただけると思います。


 ――著者紹介――
 ■いせひでこ(伊勢英子)
画家、絵本作家。1949年生まれ。 13歳まで北海道で育つ。東京藝術大学卒業。創作童話『マキちゃんのえにっき』で野間児童文芸新人賞を受賞したのをはじめ、絵本にっぽん賞、産経児童出版文化賞美術賞、講談社出版文化賞絵本賞など受賞多数。 絵本の代表作に『ルリユールおじさん』『1000の風 1000のチェロ』『絵描き』『大きな木のような人』『あの路』『まつり』『最初の質問』『チェロの木』『かしの木の子もりうた』『幼い子は微笑む』『木のあかちゃんズ』などがあり、フランスなど海外で翻訳出版されている絵本も多い。翻訳絵本にフランスのジル・バシュレ作〈世界一バカなネコ〉シリーズ(3作)と『不思議の国のシロウサギかあさん』、共訳書に『テオ もうひとりのゴッホ』などがある。エッセイに『ふたりのゴッホ――ゴッホと賢治37年の心の軌跡』『旅する絵描き――パリからの手紙』『七つめの絵の具』など、絵と文を綴った本に『わたしの木、こころの木』『こぶしのなかの宇宙』『グレイのものがたり』など多数。 制作と共に原画展を各地で開催し、絵本を通して人と人の絆を拓く活動をつづけている。

 ■かさいしんぺい(葛西新平)
IT系エンジニア、作家。1979年、東京都生まれ。 会社勤務のかたわら、創作とエッセイを執筆。雑誌『猫びより』に「キタカル日誌」を連載(本書『猫だもの』に収録)。2017年、〈だいじっこ(大事な子、大切な人)〉をキーワードに絵本初作品『ねえ、しってる?』を創作(絵・いせひでこ。岩崎書店)。自作サイト「平成の青」http://heiseinoao.net/ にて文章、エッセイを発表している。





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