わたしくといふ現象は仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
▶物語が生まれる瞬間
鹿踊りのはじまり
「あはひ」の人 安田登
虔十公園林
「虔十公園林」
―― あらゆるいのちを<本当の幸福>へ 山根知子
どんぐりと山猫 ――
〔全文掲載〕
「どんぐりと山猫」における「野生の節理」 和順高雄
▶生きるとは
よだかの星
「ぶどしぎ」から「よだかの星」へ 安中尚史
やまなし
「クラムボンってなんだったっけ?」 原田郁子(クラムボン)
風の又三郎
「風の又三郎」の背後に流れるオノマトペ交響楽 和順高雄
マグノリアの木
「マグノリアの木」 ── 心の二重の景色 山根知子
注文の多い料理店 ――
〔全文掲載〕
賢治自身もわからない「多層的深層」を探る ソコロワ山下聖美
▶「ほんたうのさいはひ」を求めて
ポラーノの広場
「ポラーノの広場」の一側面
── 〈語る〉、〈著す〉、〈誌す〉眼差し 栗原 敦
グスコーブドリの伝記
「グスコーブドリの伝記」
── 喪章をつけた旗はなぜ掲げられなかったか 栗原 敦
銀河鉄道の夜
「銀河鉄道の夜」 ── ジョバンニの沈黙 栗原 敦
▶人間の業を見つめて
土神ときつね
土神ときつねと賢治の恋 澤口たまみ
よく利く薬とえらい薬
自然にこころを寄せるとき 澤口たまみ
毒もみの好きな署長さん ――
〔全文掲載〕
死んでも続けたいほど好きなもの 澤口たまみ