学習と教育を支援する通販会社-YTT Net, LLC
ホーム
COMPANY
会社について
特定商取引法
プライバシーポリシー
サイトマップ
商品情報
BOOK
事典・辞典・字典
図鑑・美術
地図
写真集
全集
教養ほか
CD(Audio)
KIDS,小学 教材
中学・高校 教材
大学ほか 教材
芸術・伝統音楽
講演・朗読
教養ほか
DVD,BD(Visual)
教育教材
芸術・伝統音楽
歴史文化
芸術芸能
ドキュメンタリー
教養ほか
通販サイト
お問合せ
個人の方
法人の方
YTT会員ログイン
ログイン
会員登録
YTT会員とは
トップ
> もう一人の芭蕉 句文百韻でたどる曽良本『おくのほそ道』
BOOK
もう一人の芭蕉
―― 句文百韻でたどる曽良本『おくのほそ道』 ――
商品NO:
BSH-862
A5判/506ページ/発行:2023.11
メールで商品を申し込む
▶ソフト別商品
▶対象年齢別カテゴリー
KIDS,小学生
中・高校生
大学生
一般
▶お客様別カテゴリー
先生方、教師・教諭
図書館・公共機関
研究者の方
趣味・生涯学習
もう一人の芭蕉 句文百韻でたどる曽良本『おくのほそ道』 内容詳細
『おくの細道』は百韻で構成されている。
「表八句を柱にかけおく」とした序文の謎を、実証的に解き明かす意欲作。
これまでの研究にはない、新しい芭蕉の姿が見えてくる。
著者:有本雄美
「面八句を庵の柱に懸置」
奥の細道への芭蕉の旅立ち、また著者の芭蕉への旅立ち、その端緒となるひと言です。
「面八句」が百韻連句の冒頭であることに目をとめ、『奥の細道』全篇を百韻形式と見定めて、全作をこの定型に沿って読み解こうと構想された一書。
この名作紀行文にどう向き合うか、読者が試される新たな刻がやってきた。まずは扉を開いてみようではありませんか。
藤田真一(関西大学名誉教授・俳諧研究)
目次
もう一人の芭蕉 句文百韻でたどる曽良本『おくのほそ道』
●凡例
▶はじめに
立証
編
1. 発端
―― 「面八句を庵の柱に懸置」
2. 句文百韻の検証結果
⑴ 結果の要約
⑵ 緒言と結語
⑶ 章と句の数
⑷ 折入りと国入りの一致
地図
初折裏冒頭の章(武蔵・下野)
二折表冒頭の章(陸奥 - 磐城・岩代)
二折裏冒頭の章(陸奥 - 陸前・陸中)
三折表冒頭の章(出羽 - 羽前)
三折裏冒頭の章(北陸道 - 羽後・越後・越中)
名残表冒頭の章(加賀)
名残裏冒頭の章(越前)
⑸ 月・花の座
⑹ 連句の景物
⑺ 各折のテーマ
3. 句文百韻を検証する作業
―― 章段を区分するための客観的基準
基準①
読点(、)の付されていない文末を章の終わりとする
読点(、)の付されていない文は章の終わりとしない
基準②
〇印の付された文頭を章の始まりとする
基準③
句を以て章の終わりとする
基準①
の例外
基準②
の例外
基準③
の例外
4. 句文百韻の内容
――
一覧表
曽良本『おくのほそ道』翻刻
(「句文百韻」に拠る編集)
⑴
諸言
⑵
初折裏
(武蔵・下野)
8章6句14韻
旅の始まり ―― 神祇釈教
⑶
二折表
(陸奥 - 磐城・岩代)
8章6句14韻
歌枕探訪① ―― 歌枕の現実
(期待はずれに学ぶ)
⑷
二折裏
(陸奥 - 陸前・陸中)
8章6句14韻
歌枕探訪② ―― 歌枕の現実
(不易流行の実感的理解)
⑸
三折表
(羽前)
8章6句14韻
句への回帰 ―― 雑
(雑の句)
⑹
三折裏
(北陸道 - 羽後・越後・越中)
4章10句14韻
句三昧 ―― 恋
(恋の句)
⑺
名残表
(加賀)
4章10句14韻
句三昧 ―― 哀傷・離別
(秋風の句)
⑻
名残裏
(越前)
3章5句8韻
旅の終わり ―― 孤心と人恋
(月の句)
⑼
結語
内容
編
1. 芭蕉が陸奥歌枕行脚を思い立った
須磨での体験
(『笈の小文』)
2. 句文百韻の各折にはテーマがあった
―― 『おくのほそ道』は芭蕉の学習記録でもある
㈠
初折裏
(武蔵・下野)
8章6句14韻 旅の始まり ―― 神祇釈教
●「行春や鳥啼魚の目ハ泪」について考える
●「日光」の章の句文について
―― 芭蕉は世俗的権威を無視した
●折最終章の工夫
㈡
二折表
(陸奥 - 磐城・岩代)
8章6句14韻
歌枕探訪① ―― 歌枕の現実
(期待はずれに学ぶ)
●二折表冒頭の章詳論
―― 「田一枚植て立去
ル
柳かな」の意味するもの
●期待はずれの歌枕
―― マイナス表現に終始する
●白河の章で芭蕉が密かに洩らした旅の成果
●「風流の初やおくの田植うた」の解釈と芭蕉の自負
●折最終章の企み
㈢
二折裏
(陸奥 - 陸前・陸中)
8章6句14韻
歌枕探訪② ―― 歌枕の現実
(不易流行の実感的理解)
●さまざまな歌枕の実態から学ぶ
―― プラス表現に変わる
●壺碑と「不易流行」思想のきざし
●句作の空白
(仙台~平泉)
と松嶋の夜
●
「夏艸や兵共が夢の跡」と「蛸壺やはかなき夢を夏の月」
●
「夏艸や兵共が夢の跡」と「秋風や藪も畠も不破の関」
●「夏艸や兵共が夢の跡」はいつ作られたのか
●平泉の文の解釈
●折最終章の文の迫力
―― 「俳諧酬和の世界への苦行の姿
(尾形仂)
㈣
三折表
(羽前)
8章6句14韻 句への回帰 ―― 雑
(雑の句)
●古典離れの句づくり
●「閑さや岩にしみ入蝉の聲」を読み解く
●出羽三山三句の措置
㈤
三折裏
(北陸路 - 羽後・越後・越中)
4章10句14韻 句三昧 ―― 恋
(恋の句)
●出羽三山句を恋の句として扱う
●その他の句も恋の句とみなし得る
●「松嶋」と「象潟」の文の構成
●「荒海や佐渡によこたふ天河」考
●「横たふ」考
●兼題による連作の試み
●「一家に遊女も寐たり萩と月」考
―― 序論
●西行への配慮
―― 道中、芭蕉は西行をどのように遇したか
●「曽良にかたれば、書とゞめ侍る」の意味
㈥ 名残表
(加賀)
4章10句14韻 句三昧 ―― 哀傷・離別
(秋風の句)
●曽良離別
―― 諸注の章立ては間違っている
●曽良への献辞
(オマージュ)
と芭蕉の心境の劇的変化
●名残表は秋風がテーマだった
●「石山の石より白し秋の風」について
㈦ 名残裏
(越前)
3章5句8韻 旅の終わり ―― 孤心と人恋
(月の句)
●月見の同伴者、等裁を探し当てる戯れ文
●孤心と人恋の二句一唱
●「さびしさやすまにかちたる濱の秋」と「波の間や小貝にまじる萩の薼」の意味
俳諧
編
1. 「月さびよ」と芭蕉の「さび」そして
「一家に遊女も寐たり萩と月」考
―― 結論
●複本一郎氏の「さび」論と「月さびよ」解釈
●弟子の「さび」理解① 曽角
●弟子の「さび」理解② 去来
●弟子の「さび」理解③ 支考
●「浮世の果は皆小町なり」評
●芭蕉の句評にみる「さび」
… ほか
»
通販サイトへ